2007/07/08 (Sun) かたつむり

痛めていたヒザの具合が良くなってきたこともあって、
久しぶりに夜、家の近くを走ってみることにしました。

もうすぐ小学校ができるということで、車が通ることが
できなくなったゆるやかな坂道を駆け下りて行くと、
とっても甘い、とっても懐かしい香りが
後方へと通り過ぎて行きました。

何の香りでしょう？
忘れていたけど、とっても記憶に残っている香りです。

何とか思い出したくって、敢えて立ち止まらず
そのまま走って行きました。


沈丁花じゃないし、キンモクセイでもないし...。
もっと甘いんですよね...。


坂を下りきったところで、はっと気がつきました。

そう、あじさい。きっとそうに違いない。

こんな季節。雨の翌日が休みだと、
あじさいが咲いている近くの公園に、よく
かたつむりを探しに行ったものです。
その時に香っていたあの香り。


私にとっては

　梅 に うぐいす。
　あじさい に かたつむり。

なんですよね。
何が原典だったんでしょう？


でも、かたつむりって、あじさいの近くで見つけた記憶もないんですよ。
どちらかというと、背の高い草が生えている空き地とか、
意外と墓地でよく見かけたような...。

記憶は美化されるって、ほんとですね。
あまりしっかり思い返さないようにしましょう。